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井岡 郁夫; 浅海 正延*; 稲垣 嘉之; 松本 公則*; 近藤 康雄; 鈴木 邦彦; 宮本 喜晟
JAERI-M 90-221, 21 Pages, 1990/12
大型構造機器実証試験ループ(HENDEL)の炉内構造物実証試験部(T試験部)に使用されている21/4Cr-1Mo鋼製の圧力容器は、高温工学試験研究炉(HTTR)の原子炉圧力容器と同規模、同材質の圧力容器であり、主フランジのシール構造も同じ二重金属Oリング方式を用いている。そこで、T試験部主フランジの金属Oリングのシール特性を明らかにして、HTTRの原子炉圧力容器主フランジに用いられるシール構造の健全性を確証した。18回の起動・停止を含む約7700時間運転後のT試験部主フランジの漏洩量を加圧放置法により測定した。HTTR実機条件下(ヘリウムガス:400C、40kg/cmG、4kg/s)で、内側金属Oリングからの漏洩量は、測定限度9.610atm・cm/sec以下であった。この結果から、HTTR寿命中ヘリウムガスの漏洩は、二重金属Oリングにより防止され、シールには圧力がほとんどかからず、主フランジシール部の健全性が保たれるものと予想される。
小原 建治郎; 村上 義夫
真空, 33(10), p.804 - 812, 1990/10
真空用メタルガスケットフランジの、シール性能の向上を、メタルガスケットの材料の観点から試験、考察した。すなわち、従来からのガスケット材料である無酸素銅に比べ、耐熱性をはじめとする機械的特性に優れた銀入無酸素銅をジルコニウム入無酸素銅からガスケットを製作し、その性能を比較試験した。その結果、ジルコニウムを0.02%含有し、10%の冷間加工を施したジルコニウム銅製ガスケットが、他の材料によるガスケットに比べ、室温から高温(試験温度400C)においても、きわめて優れた性能を示すことがわかった。講演では、その後も継続して実施している試験の結果も含めて発表する予定である。
小原 建治郎; 村上 義夫; 長沼 正光*; 喜多村 和憲*; 内田 孝穂*; 近藤 光昇*
真空, 33(3), p.326 - 329, 1990/00
1987年から試作・開発を続けている標記フランジの真空リーク試験の結果について発表する。今回は、短時間での加熱・冷却と長時間連続加熱を組み合わせた熱サイクル試験を、口径70、152、253mmのフランジについて各5サンプル実施した結果(5サンプル試験)及びクランジに静的な片持ち荷重を加え、熱サイクルを加えた時の試験(負荷荷重試験)の結果について報告する。5サンプル試験では大口径フランジ(253mm)に初期加熱時若干のリークが検出される場合(この現象は従来のフランジにもたびたびみられる)もあるが、その後の増し締めでリークは防止できることがわかった。
小原 建治郎; 中村 和幸; 村上 義夫; 長沼 正光*; 喜多村 和憲*; 内村 孝穂*; 近藤 光昇*
真空, 32(3), p.165 - 170, 1989/03
コンフラットフランジに代表される、いわゆるナイフエッジ式メタルシールフランジの締結作業の簡易化と、将来の遠隔操作による締結作業のための基礎データを得ることを目的に、従来型フランジの調査と試験を実施、その結果に基づきフランジの部分的改良を行った。
滝塚 貴和; 蕪木 英雄; 中村 雅英*; 鈴木 邦彦
日本原子力学会誌, 29(12), p.1116 - 1126, 1987/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)多目的高温ガス実験炉炉心の熱流動特性を向上させるための設計改善案の一つとして、フランジ型燃料ブロックを採用することが考えられている。フランジ型燃料ブロックに関する開発研究の一環として、ブロック接触面ギャップを通るクロス流れについて実験を行った。実験では、常温、大気圧の空気を用いた。フランジはめ合い部すき間の異なる3組の試験体により、接触面のギャップ形状およびギャップ幅、ブロックのオフセットを変えてクロス流れ抵抗係数を求めた。実験結果から、フランジ型燃料ブロックは従来の上下端面が平坦な燃料ブロックと比べてクロス流れ抵抗係数が大きく、クロス流れ流量の低減に有効であることが分かった。また、単純なクロス流れ流路モデルを用いて解析を行った。計算結果と実験結果は良好な一致を示した。
下村 寛昭; 奥山 邦人; 近藤 康雄; 加治 芳行; 根小屋 真一; 国玉 武彦; 藤崎 勝夫; 川路 哲; 小林 敏明; 加藤 道雄
JAERI-M 87-058, 48 Pages, 1987/04
1986年3月~1987年2月に至る期間中、HENDELの運転を通して その技術的な主要事項とTおよびT試験部を除く試験内容、障害等を含めて要約した。当期間においてTおよび新たに設置したT試験部を含めてM+Aル-プは比較的安定に運転された。T試験部に関連して、既設高温配管を解体、検査すると共にM+Aル-プとT試験部との間に新たに高温配管および中温配管を設置した。運転及び改造の外に官庁検査及び安全対策の為の調整、整備を実施した。当該期間内にはガス循環機及び電気系統に関する障害等も発生した。これらに対する対策及び試験を通してガス循環機及び圧力容器等に関する有用な技術情報が得られた。これらは高温ガス試験研究炉 或いは一般産業機械技術にとって有益なものとなろう。尚、本報の主用内容についてはHENDEL/KVK協定に基づいて62年3月の定期協議においてドイツ側に報告した。